アラサーになって、幸せの感じ方を見つめ直すフェーズになった

最近、酔っ払って帰ってぐでーんって床で寝るような生活よりも、きちんと意識を保って帰って(笑)、しっかりシャワー浴びて水分補給して明日のためにスキンケアして寝ることが、いかに心の栄養補給になるか、ひしひしと感じています。

些細なことではありますが、違和感からの脱却と、その後の心地よさを振り返ってみました。

最初に感じた違和感

私はRettyというグルメアプリがお気に入りで、よく使っています。

どれくらいよく使っているかというと、Rettyを通じてユーザーの皆さんと食事にいくようになり、この1年で200人以上の人とお友達になっていたくらいにはヘビーユーザーです。(Facebook調べ)

しかしながら、そんな賑やかで愉快なご飯会に足繁く通うこと早2年、ここのところ、違和感を感じるようになりました。

私、なんのためにご飯食べてるんだっけ・・・

もとはといえば、美味しかったお店、楽しかったお店、誰かと一緒に行きたいお店を覚えておくために使い始めたアプリです。

個人的にはSNSとしての機能性を意識したことなく。

誰もフォローせず、人のタイムラインも見ず、あくまでも自分の思い出の蓄積のためだけに利用していたというか。

地方に住む家族や友人、大切な人が東京に出てきたときに、近くに一緒に行きたいお店がないかチェックするとか、友人に美味しいラーメン屋さん知らない?と言われたときに過去に行ったお店を再確認して伝えるとか。

そんな風にして、自分のグルメデータベースとして活用していました。

もしかすると、本来のサービスの想定とは少し異なる使い方をしているユーザーだったのかもしれませんが、このときまでは「自分と身近な誰かの幸せのため」に使っていられたのかもしれません。

でも、いつからかリアルの場でRettyを通じた友人が増え、ありがたいことにご飯に誘っていただく機会が増えるようになっていったんです。

有名店を記録することが目的化する

ユーザーの皆さんは本当にグルメに関する人脈が広くて、予約の取れない有名店や会員限定のお店をたくさん知っています。

みんなが数ヶ月先の予約をとってくれ、次々に誘われるご飯イベント。
片っ端から参加宣言しているうちに、自分のスケジュールは常に数ヶ月先まで埋まる羽目に。(スケジュールが分刻みで詰まっていたりするので、芸能人かよ、とよく突っ込まれる;)

このあたりから、私の目的は、「有名店のレビューを投稿して、行った記録を増やすこと」になってきてしまったのかもしれません。

いつからか、人気店じゃない店なんて行く価値もないのでは?みたいな感情まで湧くこともあったり、予約なしに行き当たりばったりで行けるような店には無意識に入らなくなってしまったり。

友人と会うにしても、家飲みするならRettyに投稿できる店にいこうよ、みたいな。すごいイヤなやつ・・・

幸せを見つめ直す

しばらくはグルメな生活に満足していたものの、最近では常に埋まる予定に疲れてしまって。

同僚と「ちょっと帰りに飲んでく?」みたいなノリでご飯にいく余裕もなかったり、後から急遽誘われた大事な人との予定を入れられなくなったりしていることにモヤモヤし始めました。

自分の幸せの本質って、きっと、「どこで何を食べるかではなく、誰と食べるか」なんだなと。

私は結構うざいくらいの仕事脳なので、四六時中、仕事の話をしていたい。

だから、もっと同僚との時間も大切にしたいし、私の好きなスタートアップやWeb系の人たちとももっともっと関わっていきたい。

有名店で食事時だけ集まる会を、もうそれこそ数え切れない回数やってきました。

でも所詮、その場限りの付き合い。話の発展した先に何も生まれなかった。

もちろん、出会った中で気のおけない友人もできました。

でも200人以上会ってきたうちのたった数人。

その出会いのために、大事な人や私が本来会いたい人、話したい人との予定をないがしろにし続けることは、これ以上なんの意味があるんだろう。

明日が楽しみになる今日にしたい

美味しいものを食べることは自分の活力の原点であり、趣味でもあります。

(なぜなら、私がエンジニアに転職した理由って、稼いで惜しみなく食にお金使いたかったからだ。)

そのために毎日せっせと仕事しているし、美味しいビールを飲める時間を楽しみにしている。

ただ、優先順位が少しずつ変わってきている。ってこと。

これからもいろんな人と、いろんな店へ食事に行くと思います。でも、自分の心が踊るシーン、明日が楽しみになる予定を優先しようかなって。

そう決めてから、心がすごく軽くなって、毎日がすごくゆるやか。好きな人となら、ワクワクする話題なら、チェーンの安居酒屋だろうが廃れた餃子屋だろうが、楽しいもんは楽しい。

※この記事は、決してRettyディスりではないことをここに誓います。むしろアプリのヘビーユーザーであることに間違いありません。笑