【旅日記?】今頃わたしは社員旅行で北海道にいるはずだった

突然ですが、わたくしは、未熟な分際ながらも、某IT企業の一部署にてマネージャーという役職についています。

エンジニア未経験で入社してから3年。
ここに至るまで、実に色々なことがありました。

研修を経て晴れてエンジニアと名乗れるようになってから、思い出されるだけでも数々の経験をしてきたつもりです。

  • 証券システムの銀行接続案件
  • AWS×IoTのモダン開発案件
  • プログラミングスクール講師
  • ミャンマーエンジニアとのハッカソン対決
  • 社内LTイベントの登壇→引き継いで運営
  • 開発合宿で新規サービス企画
  • 部署を異動して自社サービスのマーケティング
  • 社員旅行委員会(!)

社員旅行委員会!?

そうです。私は、入社1年目のときに、社員旅行委員会となり、年に1度の社員旅行という一大イベントの企画・運営をしていたのです。

そして時は流れ2017年。今年は自分たちの後輩が社員旅行委員会をやることになり、前社員旅行委員会はサポート役として見守ることになっていました。

企画が始まった5月頃から10月の開催に至るまで、幾度も後輩の皆さんの頑張りを応援し、ときには軌道修正し、「今年の行き先は北海道か〜初めてだから超楽しみ!」と意気込んでおりました。

きっと私は、誰よりも本日の旅行を楽しみにして仕事してきました。

当初の思惑

本来であれば、私は早朝から北海道に旅立ち、今頃北海道でヒャッホー!しているはずでありました。

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そして、旅行から帰ってきた暁には、【旅日記】と題してこの日記をつけるつもりだったのです。

現実

見てのとおり、私は今、みじめな姿で自宅のベットにいるわけです。

最近、体調を崩していた

台湾への旅行前、その週はちょうど上期の終わりということもあり、仕事でのまとめ作業や打ち上げとしての飲み会なども立て込んでいました。

そして帰国後も容赦無く積み上がっている仕事をこなし、コミュニティの運営や勉強会にも参加し、自分主催のイベントも企画し、本当に休む暇なく何かしらをやっていたと思います。

先週の土日には気温の温度差でついに風邪をひき熱が出る始末。

「あ〜そりゃぁ、体調も崩すよなぁ」と反省しつつもパブロンと冷えピタで気合いで治し、祝日にあった友人の結婚式二次会にも無事参加。

週明けからの仕事にも穴をあけることなくしっかり出社、と、自分の体力を過信しつつありました。

ところがどっこい、この有様!

限界は突然やってきた

自分の理解以上に、自分は疲れていたのだと思います。

2日前くらいから胃が異常に痛く、風邪をひいても食欲だけは旺盛な私が、昼も夜もスープしか食べられなくなっていました。

「ダイエットにちょうど良い機会かも」、とか思っていたのですが、

ポジティブ思考も大概にしろよ自分!!

と今では反省しています。

それにしても、体調崩してて生理が遅れるならまだしも、なぜ想定外に早くきてしまったんだろう・・・涙

女性特有の悩み

働いている業界の特性上、どうしても同僚は男性が多い職場になりがちです。

現に私がいる開発ルームは、私以外、全員が少なくとも「男」という性の持ち主です。

そしてまた、マネージャーという役職も然り、6人いるうちの私だけが女性であり、他は全て男性です。

そういった環境もあり、私は普段、女性特有の体調に関しては言及することを避けてきました。

それは、女であることを盾にして言い訳したくないと潜在的に思っていたからだと思います。

だからこそ、風邪や頭痛では普通に休めるのに、生理だとなぜか「頑張って行かなければ・・・」とよくわからない意地をはっていることもありました。

38度の熱出るより生理のほうがつらいのに、です。

そしてそれで休んだからと言って、誰も非難することはないとわかっているのに、です。

おそらくこの複雑な気持ちも痛みも、男性には到底理解できないものではないかと思います。

別に男性を悪く言っているわけではないし、私は基本的に男性に限らずビジネスパーソンはみんな尊敬しています。

自分が社会人としてダメ人間すぎるのも自覚しています。

体調管理という努力も試みました。

ですが、月に1度やってくる生理というよくわからん子宮が痛くなる現象からは、どうしても逃げられないようです。

できることなら私は子宮なぞいらん!と思っているし、女であることを振りかざすような真似(私がそう思わなくても周りにそう思われるようなこと)はしたくありません。

でも、ただ私は、他のみんなと同じように仕事を頑張りたいだけなのです。

だから今回も言い出しづらく、朝になるまでどうするべきか悩みに悩んでいたわけです。

今後の課題

取り留めのない愚痴みたいになってしまいましたが、要するに私は、女であり体力もないくせに、忙しくしていることがわりに好きなのだと認識しています。

会社員としての仕事だけでなく、プライベートに関しても、個人的に依頼されたりする案件に関しても、手を抜くことを知らないのだと思います。

エンジニアになる前は全く違う職についていたのですが、その時は激務から解放されたい一心で土日休みの今の職場に転職したはずでした。

それなのに、なんでしょうか、この、誰かに見張られているかのような鬼気迫る生き方は。笑

自分でもときどき、大真面目すぎてアホらしくなることがあります。

たぶんきっと、もっと力を抜いてゆるくやったほうがうまくいくんではないか?と思っているし、本当は適当に生きたい気もします。

どうしてか、始まってみるといつも全速力でダッシュしてしまうようです。

弱い自分でもいい

私は相当な負けず嫌いです。性格が悪いんだと思います。

負けたくないからこそ、言い方がきつくなってしまうことがあり、小学生の頃にあった「総合学習の時間」(ゆとり世代のみぞ知る)でディスカッションしたときも、ヒートアップしすぎて周囲を引かせた経験があります。

中学校の合唱コンクールで、自分が歌いたい曲が選ばれるようにクラスの皆にものすごい抗議?演説?をしたこともありました。

でも、もしかして、負けたっていいのではないでしょうか。

どうしてここまで勝ちにこだわっていたのか、自分でも今はよくわかっていません。

最近は、ときどき孤独に感じる時間が増えたし、強がっているのも疲れてきました。

やわらかく、正直に生きる

これからは、少し自分と、そして周囲と、ゆっくり向き合う時間を増やしたいなと思います。

一緒に仕事する仲間は決して敵じゃないし、今回こうやって旅行に行けなかったけれど、みんな本気で心配してくれたり気遣ってくれます。

これからはもっと女性を主張しよう!みたいな気は全くないですが、生理現象に関しては無理して逃げられる問題でもないし、そうなってしまったときは仕方ない、と思うほかないと、半ば諦めの境地といいますか。良い意味で。

大人になるって、そういうことなのかもしれないです。