先日、初めて台湾旅行へ行ってきました。
海外旅行は、ヨーロッパに半月ほど行った数年前から2度目。とにかく海外初心者です。
同じような海外初心者が旅行先を選ぶときの参考になればいいな、と思い、つらつらと経験談を綴っておきます。
Contents
台湾を選んだ理由
数ある国の中で台湾を選んだのには、いくつか理由があります。
- 時間がないので東南アジアに絞っていた
- 10月に休みを取るのでベストシーズンの国がよかった
- ある程度日本語は通じてほしかった
- 移動時間が短く時差ボケもしたくなかった
- 安くて弾丸でも満足できる旅が条件だった
- 行ったことある人たちの評判がよかった
総合的に、様々な角度からご意見をいただき、今回は台湾だ!と決定にいたりました。
旅行にかかった費用
旅行プラン料金
旅行の予約はトラベルコちゃんで検索したJTBのSaleプランでした。たぶん、びっくりするくらい格安旅行だったと思います。
2泊3日の4つ星評価ホテル(朝食2回つき) + 往復航空券(Scoot) + 空港からホテルへの送迎つき
で、1人31,000円。
航空税も込みでこの価格です。
ちなみに来週、北海道に一泊旅行するのですが、そちらは45,000円弱。国内の方が高いという謎現象。
Wifi利用にかかったお金
台北では無料のWifiがいくつもつながっていると聞いていましたが、心配だったので念のためイモトのWifiを借りていきました。
結果的に、これは大正解!
無料のWifiがあるといっても、それは都心の駅構内や室内だけ。田舎道を歩き回っているあいだ、ネットに繋げられないのは不便すぎます。
イモトのWifiは台北のLTE二泊三日プラン+保険込みで5,000円。
2人で割って2,500円と、安いもんです。
予約の仕方もとっても簡単で、ネットから住所と決済情報を入力するだけでした。
出国日の前日に家に届けてくれるプランにしたので、あとは待っているだけ。
日本に帰国してきたら、そのまま成田空港にあるカウンターで返却します。
イモトのWifiの1日500MBのプランを2人で使って十分でしたが、予備として無料Wifiにも事前登録しておくと良いですね。
参考:無料Wi-FiサービスTaipei Free(台北フリー)の登録方法
台湾の無料Wi-Fiサービス iTaiwanの登録方法を紹介します
台湾国内で使ったお金
台湾のお金はNT$と表記されている、台湾ドルです。
街中では「〇〇元」とも表記されていることが多かったですが、言葉で話すなら「〇〇ダラー(doller)」で通じます。
台湾ドルは、日本で両替せず、台湾に着いてから両替するのが鉄板。
過去に行った人の誰1人として日本で両替して行った人はいませんでした。台湾で両替したほうがレートが良いそうです。
空港内に両替所がありますのでそこで寄ると良いでしょう。
で、結論を申しますと、約1.5日の間、途中でお土産買いすぎたり移動は全部タクシーだったり勧誘に負けて変なフルーツ買ったり、かなり散財しましたが、17,000円も使いきれませんでした。
自宅から成田空港までの交通費を加味しても、旅行トータルで5万程度しかかかっていない。
恐るべし東南アジアの物価!!
ちなみに、台湾の観光地の人はほとんど簡単な日本語が通じます。
特に、数字に関しては日本語で言ってくれるので逆にルー大柴みたいでこちらが混乱することもしばしば。笑
例えば、100元、100NT$の商品なら、「ひゃくげん!」とか「ひゃくどる!」と言ってくれます。
台湾国内での移動
本当に弾丸プランだったので、だいぶ無理矢理詰め込んで1日のうちに点々と街をまわりました。
でも、思ったより大変じゃありませんでした。
理由は大きく2つ。
タクシーが安くて楽チン
2日目は途中から雨が降り出したこともあり、ずっとタクシー移動だったのですが、困ったことはありませんでした。
運が良かったのかもしれませんが、観光客慣れしている運ちゃんを捕まえることができて、途中で写真スポットに車を止めて写真を撮ってくれるシーンもありました。謝謝。
値段交渉が大変なのでは?という心配もあったものの、タクシーの中に料金表があって、主要な場所へは一定の料金が決まってるみたい。
なので行きたい場所を指差してお金払うだけで良かったので安心。
個人タクシーではカードが使えなかったのだけ残念。乗る前にカードでも大丈夫か確認すると良いですね。
意外と1つ1つの街が近い
地下鉄も利用したのですが、こちらもわかりやすくて一駅一駅が近いのが良かったです。東京の地下鉄と同じような間隔。
1番最初に乗る前に、日本でいうSuicaのようなカードを買ってチャージしましたが、二泊三日程度しかいないのであれば、必要なかったかもです。
記念にはなりますが、買うとき言葉が通じず若干苦労しました。
それと、台湾の地下鉄では飲食厳禁で、ホームでも車内でも飴を舐めることすら許されません。
観光客でも罰金とられるようなので注意しましょう。
台湾で行ったところ
士林夜市
1日目は、ホテルにチェックインした時間がすでに夕方だったので、すぐに士林夜市に出かけて夕飯をとることにしました。
この日はとにかく暑くて暑くて、10月初旬だというのに37度もありました。夜になっても30度超え。
現地の人に聞いたところ、120年ぶりに10月の最高気温が更新されたとか。そりゃ暑いわ。
ということで、さっそく冷房のきいている地下に潜って散策。
どのお店も賑わっていますが、正直どこもメニューは似ているので迷ってしまいます。
結局、入り口に1番近く日本人観光客も多そうだったお店へ。
- 小籠包
- 海老チャーハン
- 肉と野菜炒め
- ビール750ml 瓶2本
これだけ注文して、500NT$。日本円にして2,000円弱です。
ちなみに、ビールは90NT$と記載されていたので、完全に小さい瓶だと思って注文したのですが、まさか大瓶で出てくるとはびっくりでした。
女子2人の旅だったのに1件目から1人1瓶のビールを飲むとか・・・まぁ飲み干しましたけどね。
その後、お腹いっぱいで一刻も早く寝たかったですが、せっかくなのでかき氷なんかも食べてみました。
これがまたふわっふわで美味しい!私、かき氷が嫌いなのですが、これは氷じゃない。違和感なく食べられて涼しくなれるデザートでした。
国立故宮博物院
本当は1日目に行きたかった国立故宮博物院。時間がなかったので、急遽2日目の朝に直行。
この日もうだるような暑さの中でしたが士林駅からタクシーで快適に向かうことができました。
その荘厳な迫力に圧倒されてしまうのも束の間、それよりも人の多さに圧倒されてしまいました。笑
ちょうど行った時期が中国の長期休暇と重なっていたこともあり、中国からの観光客も非常に多かったこの日。
どのくらいすごかったかというと、このくらいすごかったです。↓
もはやライブ会場みたいでしょ?笑
そんなこんなで疲れ切ってしまった私たちは近くにある府城晶華でランチすることに。
このお店、上の階には予約必須の本格台湾料理屋さんが入っているのですが、地下一階のフードコートはカジュアルでふらっと立ち寄れるので観光客にも人気の様子。
メニューも日本語で併記されていたり、注文もチェックボックスに印を入れてレジに持っていくだけ。言葉が通じなくても安心なのが良いです。
台湾はどのお店も量が大量で食べきれなかったりしたのですが、ここは一般的な日本人のご飯の量だったので色々つまむことができました。
九份
午後からは、千と千尋の神隠しの舞台となったことでも有名な九份へ移動しました。
移動はタクシーで50分程度。結構な田舎へ高速道路を使って移動するのですが、1,400NT$(日本円で約5,000円)でいけるので下手に慣れない高速バスや特急列車を乗り継ぐよりはお得。2人で割れば1人2,500円程度です。
今回の旅の中では、九份が一番楽しかったな〜と思い出します。
街並みも素敵だし、お店がた〜くさんあるので、食べ歩きやお土産を買うのにも充実しています。
台北101
九份の入り口で捕まえたタクシーで台北101まで、1,000NT$(日本円で約3,700円)。
雨が降っていたのと夜遅い時間になってしまったのもあり展望台は諦めましたが、台北101自体が大きなデパートのようになっていて、買い物など楽しむことができました。
夕飯はフードコートで済ませることになり、なぜか日本にもある牛角 次男坊へ。安定の美味しさ。笑
余談ですが、台湾のタクシーは運転が荒いと聞いていたものの、今回あたったタクシーはどれも乗り心地抜群でした。
高速道路が長かったせいもあるかもしれませんが、特に不快に感じることなく、ほとんど眠れてしまうくらいだったのでよかったです。
ちなみに私は大の乗り物嫌い。とても酔いやすい体質ですが、ひとまず大丈夫でした。
台湾に行くときに気をつけること
一度行ってみたからこそ、次回行くときはこうしよう、と思っていることがいくつかあります。
サングラス、日傘、日焼け止めを持って行く
行く時期にもよるかもしれませんが、少なくとも10月はまだまだ日差しが強く非常に暑かったです。
目も開けられないくらい眩しかったので、外での観光が中心になる場合や、行列に並ぶ可能性がある場合はサングラス必須です。
日傘もあったら、なおよかったなぁと思います。
歯ブラシと歯磨き粉は日本から持って行く
これはちょっと予想外だったのですが、台湾の歯ブラシ、なぜかどれもブラシがとても大きいです;
使えないこともないのですが、日本の歯ブラシに慣れていると少々磨きづらいかも。
歯磨き粉も独特の味?がするものが多いので、ホテルに置いてあるものは基本使わず持参したほうが良いと思います。
防寒グッズを持って行く
暑いって言ってるのに防寒!? と思うかもしれませんが、台湾では室内の冷房がガンガン効いていてすごく寒い。。
入った瞬間は良いのですが、しばらくいるとガタガタ震えてしまうくらい。
ホテルも全体的に冷えていたので、もう少しカーディガンやもこもこ靴下などで対策したかったです。
(案の定、帰国してから即風邪ひいて熱出ました。)
フルーツビールを買って帰る
普段甘いお酒は苦手で避けている私ですが、台湾のフルーツビールは本当に美味しかった!もっと買ってくればよかった、と後悔。
免税の範囲を超えても、数本につき100円とか納税するだけのようなので、そもそもが安いビールだし、お土産にも最適なのでは。と思います。
(参考:免税範囲を超えるお酒を持込み羽田空港税関で酒税納税体験してみた)
パイナップルケーキは計画的に買う
とにかく町中にパイナップルケーキが売っています。種類もおそらく100以上あるのでは?
先に出会ったものから買っていると最終的にきりがなくなってしまうので、全部味見してからゆっくり決めるのが良いです。
私はあちこちで買いすぎて、両手にいっぱい抱えているパイナップルケーキおばけと化していました。
どこに行くにも気をつけること
これは台湾に限ったことではないですが、今回、海外旅行が久しぶりすぎてアタフタした場面がいくつかあったので戒めとして注意。
入国審査の流れを把握しておく
台湾に到着してから、呑気にトイレに入っていたので、同じ飛行機の客に置いていかれてしまい、この後どこいけばいいの?荷物は?え、誰に聞けばわかるの?という状態になりました。
そして、案内板で場所を探そうと思って始めて気づいたのです。
「あ、ここ日本じゃないんだ。」
日本語で書かれていないのは当たり前なのですが、英語ならまだしも中国語が見慣れなさすぎて本当に焦りました。
まぁそんなお馬鹿さんは私たちくらいだと思いますが、行く前に入国審査については把握していったほうがいいですね。ちゃんとガイドブックにのってます。
紙とペンを持ち歩く
中国語だったから特に感じたことではありますが、漢字をそのまま日本語読みしても通じないことが多々ありました。
ガイドブックを指させば伝わったりするのですが、都合よくその言葉がガイドブックから見つけられなかったり、細かすぎて指差しできなかったりするので、書いたほうが早い!と思いました。たぶん紙とペンがあれば、漢字で書いて、「これ!」で通じたのではないかと思います。
これは英語とかフランス語の発音が通じない場合にも使えそうです。
簡単な言葉は覚えていく
以前、ヨーロッパに行った際には事前準備をしっかりしていった記憶があるのですが、今回は、近かったこともあり正直なめてました。
せめて簡単な中国語(台湾語)は覚えていったほうが得策だったと思います。
- ありがとうございます。
- おいくらですか?
- 100NT$チャージしてください。
- カード払いでお願いします。
- 写真を撮ってもらえますか。
- ○○駅はどこですか。
このあたりは英語でも十分通じましたが、田舎のほうのタクシー運ちゃんなど、通じない人もいたので念のため調べておきたいところです。
(参考:これさえ知っていれば大丈夫!台湾旅行に役立つ言葉講座!!)
台湾は少し遠い日本のようだった
台湾国内での思い出を色々と書きましたが、全体を通して感じたのは「あまり外国に来た実感がないなぁ〜」という感想でした。
コンビニも普通に日本のファミリーマートやセブンイレブンがありますし、スーパーにも日本の製品が日本語のままたくさん売られています。
日本茶や日本のお菓子も置いているので、食が合わなくて困る、なんてことはなさそうです。
古い街並みを歩くと、THE・台湾という雰囲気を味わうことができますが、一歩都会に出るとほとんど東京と変わらないですね。
- 成田から3時間でいける
- 時差が-1時間しかない
- 日本語めっちゃ通じる
- 日本の物が売ってる
以上が、ほぼ日本では?と思った理由です。
そう考えると、私は台湾に行くなら実家(同じく3時間かかるど田舎)に帰りたいなぁと思ってしまいました。
今のところ、イタリアやフランスの時のようにもう一度行きたい!という意欲は湧いていませんね。笑
これから行きたいところ
最後に、直近1年くらいのあいだに行こうと思っている国をあげておきます。
- マレーシア(クアラルンプール、ペナン島、ボルネオ島あたり)
- タイ(バンコク)
もっともっと行きたいところはありますが、現実的にいけるのはまずこの辺りでしょう。
早速2月あたりにマレーシア狙い中!
おすすめ情報ありましたらぜひ教えてください( ๑❛ᴗ❛๑)۶